長崎県精神医療センター
平成22年度から、厚生労働省から出された「新人看護職員研修ガイドライン」に沿って新人看護職員研修を実施しています。プリセプターシップ制で新人看護職員を支援しています。
プリセプター制度とは、先輩看護師(プリセプター)が新人看護師(プリセプティ)をマンツーマンで指導する教育制度です。プリセプター制度は、新人看護師のリアリティショックを緩和し、看護実践能力の獲得を支援することを目的としています。
ひとり一人の看護師が、自己の業務に責任を持ち自己決定を行い自律したキャリア開発を行うことを目的とし導入に向けた取り組みを進めています。
良質な医療と看護を通して郷診郷創に貢献する。
精神科医療機関に従事する職員に対し暴力への介入の評価と対処技術について包括的暴力防止プログラム(CVPPP)を学び効果的な暴力への対処能力を高め、精神医療における治療的環境の向上に繋げます。
各施設における指導者(トレーナー)を養成する事を目的としています。この研修によって認められた指導者(トレーナー)は勤務している施設の職員を対象とした研修のみ指導することができます。
長崎県精神医療センターにて4日間のトレーニングを行います。終了した者はCVPPPトレーナーとして認定します。
精神科病院に勤務し、研修を受けた後、自施設にてCVPPPを導入する為のトレーナーとなれる人を対象とします。
1回の研修につき20名まで
CVPPPトレーナー取得者に対して、講義及び技術の再確認を行い、施設導入への問題点やCVPPPに対する疑問点などを共有し今後の対応策を考えるため、「包括的暴力防止プログラム(CVPPP)トレーナーフォローアップ研修会」を開催しています。
精神医療の領域において発生する興奮や攻撃、暴力に対し、専門的な知識や技術を基に包括的に対処できる技能を広く普及させるとともに医療環境及び提供される医療の質の向上を図ることを目的とします。
これまでにCVPPPトレーナーコースを受講した人に対し、長崎県精神医療センターにて1日かけ講義および技術の再確認を行い、施設導入への問題点やCVPPPに対する疑問点などを共有化し、今後の対応策を考えていきます。
これまでにCVPPPトレーナーコースを受講した人を対象とします。
20名前後
当院は、長崎県の精神医療の中核病院として、精神科救急医療、児童・思春期・医療観察法等の政策医療に特化し専門的な医療を提供しています。院内看護職員対象の研修会を長崎県内の精神科医療の現場で従事する看護師の方へ公開し、中核病院として、当院の役割の一環である長崎県の精神医療の向上を図ります。
精神科医療の現場で従事し、精神障がい者の看護を担っている看護師として、専門的な知識、技術を習得し、対象者へ安全、安楽な医療を提供できるようになること。
20名程度 ※募集は、1施設につき2名までとします。なお、受講希望者が多数の場合は、1施設1名とさせていただくことがあります。
当センターには、3名の認定看護管理者と1名の精神看護専門看護師、11名の精神科認定看護師が勤務しています。 リソースナース(専門看護師、認定看護師)を院内全部署に配置し、すぐれた看護実践能力を用いて、質の高い看護を実践しながら組織横断的にも相談、指導を行っています。 リソースナースとしてスタッフの役割モデルとなり精神科看護に関する知識の習得と共有に貢献しています。 今後も更なるリソースナースの育成に努めたいと思っています。
精神科認定看護師とは、日本精神科看護協会の精神科認定看護師教育課程を修了した上で本制度における認定審査に合格し、精神科の看護領域において優れた看護能力、知識を有すると認められた者をいいます。
専門看護師とは、日本看護協会専門看護師認定審査に合格し、ある特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有することを認められた者をいいます。
認定看護管理者とは、日本看護協会認定看護管理者認定審査に合格し、管理者として優れた資質を持ち、創造的に組織を発展させることができる能力を有すると認められた者をいいます。
質の高い看護サービスを提供するための体制を整えるとともに、経営的視点をもち人材や資源を効率的に活用するためのマネジメントを行います。また、患者さん・ご家族だけに寄り添える看護職員だけでなく、看護職員同士・多職種にも寄り添える事ができる看護職員の育成に取り組んでいきます。
長崎県の精神科医療の中核病院として、入院医療だけでなく通院・地域生活を支援し、良質な医療の提供に努めます。また、患者さんに安心していただける看護サービスを提供するため、看護師のスキルアップやチーム医療の推進などに取り組み、看護の質の向上をめざします。
長崎県精神医療センターの看護理念である「寄り添い、成長する看護」に基づき、患者さんが安心して入院・地域生活を送れるように、専門的知識を持ち心身両面からのアセスメントし、看護を提供していきたいと考えています。更には、院内の看護の質の向上をめざします。
私は2011年に精神看護専門看護師として、日本看護協会から認定を受けました。専門看護師は、複雑で解決困難な看護問題を持つ患者さんやご家族に対してケアを行い、多職種間の役割調整を通して水準の高いケアを効率よく提供することを活動の目的としています。さらに、スタッフのメンタルサポートの他に、教育活動や研究活動を通して医療サービスの質を向上させる役割も担う精神看護分野の知識と技術を高めたスペシャリストです。
私は2012年に精神科認定看護師の資格を取得しました。入院生活を送られている方を含め、地域で安定した生活が送れるよう、対象となる方の人権を尊重し、多職種で支援していきます。
私の役割は認定看護師として、患者さんやご家族に、より質の高い看護の提供と、安全・安心な治療環境を作ることです。ともに働くさまざまな人や部署と協力して、「寄り添う看護」を基本とし、病院全体のサービス提供体制の向上に取り組んでいきたいと思います。
私は2015年に日本精神科看護協会の認定看護師資格を取得しました。近年、精神科医療は「入院中心医療から地域生活中心へ」と流れが変わってきています。日々変化する社会情勢の中、入院が長期化している方への退院調整は重要な支援であります。地域生活において、患者さんの夢や希望の実現ができるような支援を行っていきます。「退院意欲の喚起」や「リカバリーの視点」を第一に考えケアに努めていきます。
2013年に精神疾患が日本の5大疾患として認定されました。精神疾患は5大疾病の中で最も多く今も増え続けている状況ですが、社会の認知度は決して高いとはいえません。患者さんの地域移行という背景もあり、社会に対して精神疾患の理解を深めることは重要な課題のひとつです。また、患者さんが病院ではなく、地域で生活するための取り組みを考えていく必要があります。県の精神科医療の中核を担う病院として、看護師全員で質の高い看護と意識の向上に努めていきたいと思います。
私は平成29年度より、精神科認定看護師の資格を取得し活動していくことになりました。精神疾患を持つ対象者は年々増加し300万人を超えている のが現在の状況です。疾患や症状も以前と比較すると多様であり、精神科看護師に求められる知識や技術は高度化しています。今後、精神科看護師は多くの役割を担っていくことになりますが、その中でも看護師として対象者の「生活」を見据えたケアに重点を置き、看護の質 の向上に努めていきます。
平成30年度より、精神科認定看護師の資格を取得し活動を行っております。看護の質向上に向けた活動に取り組んでいます。これまでの経験や経歴から得られた私自身の強みを活用できるよう準備しておりますので、皆様に活用していただければと考えております。
私は、2019年4月に日本精神科看護協会の精神科認定看護師の資格を取得しました。患者さんにかかわる人と人を繋げながら、医療関係者とご家族も一丸となってサポートしていけるように尽力いたします。患者さんの求める支援は何か、最善の支援は何かを考え続けていきます。
私は、2020年に精神科認定看護師の資格を取得しました。平成16年に「入院医療中心から地域生活中心へ」という理念が示され、近年精神科認定看護師に求められる社会のニーズは多様化しております。入院中の患者さんに、常に寄り添い精神科看護の専門的知識をもとに質の高い看護実践を展開し、看護現場における看護ケアの質の向上に努めていきたいと考えています。
私現代では人々の多様な価値観が広がり自己実現を可能とする機会の幅がより一層高まっています。幅広い年代の方々の精神的健康を保つことができるよう精神科認定看護師の役割は社会でも強く求められています。私は多くの方々の精神的健康を保つことができるよう、その方が持つ強みを大切にする関わりを行っていきたいと考えております。患者さん、ご家族の方々と共に多職種との連携を強め自己実現へ向けた支援を行ってまいります。